「以前より、目の下のふくらみが気になる」「しっかり寝ているのに、疲れて見える」「クマ取りに興味はあるけれど、この年齢でも受けられるの?」
50代・60代で目元の変化が気になり、美容医療を検討し始める方もいらっしゃいます。クマ取りは、年齢だけで受けられるかどうかを決める治療ではありません。目の下のふくらみ・くぼみ・皮膚のたるみと、全身の健康状態を確認して、自分に合う方法を考えることが大切です。
この記事では、50代・60代の方がクマ取りを検討するときに知っておきたい、治療の選び方、腫れや傷跡、仕事復帰の目安、費用とリスクをご紹介します。
50代・60代でもクマ取りは受けられる?
50代・60代でも、目元の状態や健康状態によってはクマ取りを検討できます。ただし、年齢が同じでも、適している治療や手術の負担は一人ひとり異なります。
診察では、皮膚の余りや下まぶたのゆるみ、脂肪のふくらみ、周囲のくぼみなどに加えて、持病、服用中のお薬、目の病気やドライアイ、過去の目元の手術・注入治療などを確認します。[1]
血液を固まりにくくするお薬などを服用している場合は、必ず事前にお知らせください。お薬を自己判断で中止せず、必要に応じて処方医と相談して治療の可否や時期を決めます。
50代・60代のクマは、ふくらみ・くぼみ・たるみを確認
目の下が暗く見える原因は、ひとつとは限りません。
- ふくらみ:目の下の脂肪が前に出て、段差や影が目立っている状態。
- くぼみ:目の下から頬にかけてへこみがあり、影ができている状態。
- 皮膚のたるみ:余った皮膚やしわによって、目元の陰影が目立っている状態。
- 色味:色素沈着や皮膚の薄さなどが、暗く見える要因になっている状態。
これらが重なっている場合もあります。ふくらみを減らす治療だけで、くぼみ・余った皮膚・色味まで一度に改善するとは限りません。まずは、ご自身のクマの原因を確認することが治療選びの出発点です。
目元の状態に合わせた治療の選び方
ふくらみが主な原因の場合:脱脂を検討
目の下の脂肪のふくらみが主な原因で、皮膚のたるみや周囲のくぼみが少ない場合は、脱脂が選択肢になります。
下まぶたの裏側から行う経結膜脱脂は、皮膚表面を切開せずに脂肪を調整する方法です。ただし、まぶたの裏側には切開を行う手術であり、腫れや内出血などは生じます。また、この方法では余った皮膚を取り除けません。[2]
くぼみも気になる場合:脂肪注入を検討
ふくらみの下にくぼみがある場合、ふくらみを減らすだけでは影が残ったり、くぼみが目立ったりすることがあります。そのような場合には、ご自身から採取した脂肪でくぼみを補う脂肪注入を検討します。
ただし、50代・60代だから必ず脂肪注入が必要、というわけではありません。必要な部位や量を見極めることが大切です。注入した脂肪のすべてが定着するわけではなく、仕上がりには個人差があります。脂肪を採取する部位にも腫れ・内出血・痛みなどが生じます。[3]
皮膚のたるみが強い場合:皮膚への治療も検討
皮膚が大きく余っている場合は、脱脂や脂肪注入だけでは十分な変化が得られず、皮膚の切除などを検討することがあります。下まぶたのゆるみも含めて、治療方法を判断します。[2]
「切開をできるだけ避けたい」「腫れを抑えたい」などのご希望と、実際に期待できる変化をすり合わせて選ぶことが大切です。
脱脂と脂肪注入の違いは、「クマ取りは脂肪を取るだけでいい?脂肪注入が必要な場合との違い」でも詳しくご紹介しています。
ダウンタイムはどれくらい?仕事や人に会う予定の考え方
クマ取りの後には、腫れ・むくみ・内出血・痛み・違和感などが生じます。回復にかかる時間は、術式、脂肪注入や皮膚切除の有無、体質などによって異なります。
手術前には、目立つ腫れや内出血を考慮して、2週間程度の予定に余裕を持てるか相談しましょう。この期間で必ず目立たなくなるわけではなく、術式や経過によっては2〜3週間以上残る場合もあります。細かなむくみや傷の落ち着きには、さらに時間がかかることがあります。[4]
仕事復帰は「働けるか」と「見た目が気になるか」を分けて考える
デスクワークと、接客・力仕事では、復帰の考え方が変わります。作業ができる状態でも腫れや内出血が残る場合があるため、人前に出る仕事では見た目への影響も含めて予定を立てましょう。
結婚式、同窓会、旅行、写真撮影など大切な予定がある方は、日程を診察時にお伝えください。「何日前なら必ず大丈夫」とは言い切れないため、余裕のあるスケジュールをご相談ください。
メイク・洗顔・運動は、受けた治療に合わせて再開
目元のメイク、洗顔、コンタクトレンズ、入浴・運動などの再開時期は、術式や傷の状態によって異なります。特に皮膚切除や脂肪注入を併用した場合は、脱脂だけの場合と指示が異なることがあります。診察時に確認し、術後の案内に沿って過ごしましょう。
脂肪注入を併用する場合は、脂肪を採取した部位の痛みや内出血なども踏まえて、仕事や外出の予定を考える必要があります。
傷跡や仕上がりで知っておきたいこと
経結膜脱脂では、下まぶたの皮膚表面に切開の傷はできません。一方、皮膚切除を行う場合は皮膚に傷ができ、赤みや硬さが落ち着くまで数か月かかることがあります。脂肪注入では、注入部位や脂肪採取部位にも小さな傷ができます。
また、術直後は腫れによって左右差やふくらみが目立つことがあり、その時点で最終的な仕上がりを判断できるとは限りません。経過を確認しながら評価します。傷跡が完全に消えることや、周囲に必ず気づかれないことを保証できる治療ではありません。
クマ取り・脂肪注入の主なリスク
腫れ・内出血・痛みのほか、感染、出血、左右差、くぼみ、小じわが目立つこと、ドライアイなどが起こる可能性があります。皮膚切除などでは、傷跡や下まぶたが外側にめくれる外反にも注意が必要です。脂肪注入では、しこり・凹凸・定着の左右差などが生じることがあります。
まれですが、視力障害などの重大な合併症もあります。また、顔への脂肪注入では、脂肪が血管内に入り、視力障害や脳梗塞などを起こした報告があります。治療前に、受ける術式ごとのメリットとリスクをご確認ください。[5][6]
術後に強い目の痛み、急な見えにくさ、急激に増える腫れなどがある場合は、様子を見ずに施術した医療機関へ直ちに連絡し、速やかに診察を受けてください。
かなわクリニックのクマ取り関連の費用
美容目的のクマ取り・脂肪注入は自由診療です。主な施術の通常料金は以下のとおりです。
| 施術 | 通常料金(税込) |
|---|---|
| クマ取り | 220,000円 |
| コンデンスリッチファット〈目の下〜ゴルゴ〉 | 198,000円 |
| マイクロナノファット〈目の下〜ゴルゴ〉 | 198,000円 |
| 余剰皮膚切除 | 198,000円 |
| クマ取りフルコース | 594,000円 |
コンデンスリッチファット・マイクロナノファットの上記料金には脂肪作成料が含まれます。クマ取りフルコースは、クマ取り+コンデンスリッチファット+マイクロナノファットの組み合わせです。すべての方に併用が必要なわけではありません。
2026年10月23日現在の掲載料金です。掲載額は各施術の料金で、麻酔・検査などの費用を含む総額は治療内容に応じて診察時にご確認ください。最新の料金・条件は料金一覧をご覧ください。
福井県敦賀市で、目の下のクマ・たるみをご相談したい方へ
「年齢的に遅いのでは」「何を受ければよいか分からない」と迷っている方も、まずは今の目元の状態を知るところから始めてみませんか。
かなわクリニックでは、目の下のふくらみだけでなく、くぼみ・皮膚のたるみ・色味を確認し、ご希望と生活の予定を踏まえて治療をご相談します。
診察では、一番気になる部分、避けたい変化、休める日数、ご予算をお聞かせください。期待できる変化と限界、費用やリスクを確認してから、治療を受けるかどうかをご検討いただけます。
当院は、福井県敦賀市・敦賀駅西口から徒歩5分のかなわクリニック4階にあります。
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※治療の適応、効果、ダウンタイムには個人差があります。診察の結果、ご希望の施術が適さない場合もあります。
参考資料
- American Society of Plastic Surgeons. Eyelid Surgery Candidates.
- American Society of Plastic Surgeons. Eyelid Surgery Procedure Steps.
- American Society of Plastic Surgeons. Fat Injections as Dermal Fillers.
- NHS. Eyelid surgery; Royal Free London. Post operative care for eyelid surgery.
- American Society of Plastic Surgeons. Eyelid Surgery Risks and Safety; Yang F, et al. Efficacy, safety and complications of autologous fat grafting to the eyelids and periorbital area: A systematic review and meta-analysis. PLoS One. 2021.
- Arterial Embolism After Facial Fat Grafting: A Systematic Literature Review. 2023.
