「ヒアルロン酸に興味はあるけれど、最初はどこに入れたらいい?」
「変化はほしいけれど、不自然な仕上がりにはしたくない」
初めてのヒアルロン酸注入では、施術する部位に迷う方もいらっしゃると思います。
お悩みやお顔の状態に応じて、初めての方におすすめしたい部位が、顎(あご)と唇です。顎は輪郭や横顔のバランス、唇は厚みや輪郭を整えることで、見た目の変化を確認しやすい部位です。
この記事では、かなわクリニックが、顎・唇のヒアルロン酸で期待できる変化と、自然に仕上げるためのポイントを解説します。
初めてのヒアルロン酸で顎・唇をおすすめする理由
ヒアルロン酸注入は、ジェル状の製剤でボリュームを補い、輪郭や形を整える治療です。施術直後から形の変化を確認できることが特徴ですが、直後は腫れも加わるため、完成した状態とは異なります。[^1]
顎や唇は、「横顔の顎のラインを整えたい」「薄い唇にふくらみを出したい」など、変えたいポイントを具体的に考えやすい部位です。適応が合えば、注入する範囲が限られていても、お顔全体の印象の変化につながることがあります。
ただし、誰にでも同じ部位・同じ量が適しているわけではありません。初めてだからこそ、希望する変化と元のお顔のバランスをすり合わせることが大切です。
顎のヒアルロン酸で横顔とフェイスラインを整える
顎が小さいと、口元が前に出て見えることがある
顎のヒアルロン酸は、顎先のボリュームを補い、前方への立体感や形を調整する施術です。
日本人と欧米人の成人を比較した研究では、日本人の顎先は相対的に後方に位置し、唇が前方に位置する傾向が報告されています。ただし、これは集団の平均的な違いであり、日本人全員に顎の低形成があるという意味ではありません。[^2]
顎が小さい、あるいは後ろにある場合、相対的に口元の突出感が目立つことがあります。「口元が出て見える」と感じていても、唇だけでなく、顎との位置関係が影響していることがあるのです。
こうした場合には、顎先の形を整えることで、口元と顎の見た目のバランスの改善を目指せます。
顎のヒアルロン酸が選択肢になるお悩み
- 横顔で顎が小さく、後ろに引っ込んで見える
- 顎先の輪郭がはっきりしない
- 鼻・唇・顎のバランスを整えたい
横顔の目安として知られる「Eライン」は、鼻先と顎先を結んだ線です。ただし、この線に唇を合わせることだけを目標にせず、正面から見た顎の幅や長さ、お顔全体との調和も確認します。
すでに顎が長い方や前方への突出が強い方では、さらに顎を足すことが適さない場合もあります。
顎と唇を合わせて整えた当院の症例もご紹介しています。横顔や口元のバランスを検討する際の参考にご覧ください。
「受け口」と顎の後退は別の状態
受け口(反対咬合)は、下の歯が上の歯より前に出てかみ合う状態です。顎が小さい・後ろにあるために口元が出て見える状態とは区別が必要です。[^3]
ヒアルロン酸では、歯並びやかみ合わせ、顎の骨の位置そのものは治せません。 受け口やかみ合わせにお悩みがある場合は、歯科・矯正歯科などでの評価が必要です。
唇のヒアルロン酸でふくらみと輪郭を整える
口元は年齢による変化が現れやすい部位
口元の印象には、唇の厚みや輪郭、周囲の皮膚の状態が関わっています。加齢によって上唇が薄くなる、ボリュームが減る、鼻の下から唇までの部分が長くなるといった変化が報告されています。[^4]
「以前より唇が薄く見える」「口紅を塗っても輪郭がぼやける」と感じる場合、こうした変化が関係していることがあります。
そのため、唇のヒアルロン酸は、もともと薄い唇にふくらみを出したい方だけでなく、年齢とともに変化した口元を整えたい方にも、選択肢になります。
厚みだけでなく、輪郭や上下のバランスも大切
唇のヒアルロン酸では、ボリュームを補うだけでなく、唇の輪郭や上下のバランスを考えながら形を整えます。
- 薄い唇に自然なふくらみを出したい
- 唇の輪郭を整えたい
- 年齢とともに変化した唇のボリュームを補いたい
このようなご希望に合わせ、元の唇の形や動きも確認してデザインします。
すでに口元の突出感が強い方では、唇への注入によってその印象が強まる可能性もあります。唇だけを大きくするのではなく、鼻・顎との位置関係まで考えることが、自然な仕上がりにつながります。
唇のデザインを具体的にイメージしたい方は、口角や上唇のM字の形を意識して注入した、以下の症例もご覧ください。
唇のヒアルロン酸の症例「口元のバランスを整え、にこやかで華やかな印象へ」を見る
顎と唇、初めてならどちらを選ぶ?
横顔や顎先の輪郭が気になる方は顎、唇の薄さや輪郭が気になる方は唇が、相談の出発点になります。
両方が気になっていても、一度に施術する必要はありません。最も気になる部分から始め、腫れが落ち着いた状態を見て、次の施術を検討する方法もあります。
注入量は「1本を使い切ること」から決めるのではなく、必要な変化から判断します。顎と唇では求められる製剤の性質も異なるため、部位に合った製剤選びが大切です。
お顔全体のバランスを考えて施術した例として、唇・顎を含む複数部位にヒアルロン酸を注入した症例もご紹介しています。
唇・顎など複数部位のヒアルロン酸の症例「洗練された印象に」を見る
顎・唇のヒアルロン酸についてよくある質問
効果はいつからわかりますか?
注入直後から形の変化を確認できます。ただし、腫れやむくみの影響があるため、落ち着いた後の状態で仕上がりを評価します。変化の程度には個人差があります。[^1]
ダウンタイムはありますか?
腫れ、内出血、赤み、痛み、違和感などが出ることがあります。多くは数日から数週間で軽快しますが、程度や経過には個人差があります。大切な予定がある場合は、余裕をもった日程をご相談ください。[^5]
効果はずっと続きますか?
ヒアルロン酸の効果は永久ではありません。持続期間は製剤、注入部位、注入量などによって異なります。追加する際は、前回の注入からの期間だけでなく、残っている量や現在の形を診察で確認します。[^5]
リスクや副作用はありますか?
腫れや内出血のほか、凹凸、左右差、しこり、感染、アレルギー反応などが起こる可能性があります。まれに血管閉塞による皮膚壊死や、視力障害・失明などの重大な合併症も報告されています。注入後に強い痛み、皮膚が白くなるなどの色の変化、見え方の異常がある場合は、すぐに施術した医療機関へ連絡し、緊急の診療を受けてください。[^5]
福井・敦賀で初めてのヒアルロン酸をご検討の方へ
かなわクリニックでは、お顔のバランスとご希望を確認し、自然な立体感を目指すヒアルロン酸注入をご提案しています。
「顎と唇、どちらが自分に合うのかわからない」「大きく変えるより、気になる部分を自然に整えたい」という方も、カウンセリングでご相談ください。
ヒアルロン酸注入は自由診療です。当院の通常料金は1cc 77,000円です。必要な製剤・注入量によって総額が異なりますので、詳しい料金は診察時にご確認ください。[^6]
参考文献・参照情報
[^1]: American Society of Plastic Surgeons. Dermal Fillers Results.
[^2]: Ioi H, et al. Comparison of cephalometric norms between Japanese and Caucasian adults in antero-posterior and vertical dimension. Eur J Orthod. 2007;29(5):493–499. PubMed.
[^3]: 日本矯正歯科学会. 矯正歯科治療について.
[^4]: Ramaut L, et al. Aging of the Upper Lip: Part I: A Retrospective Analysis of Metric Changes in Soft Tissue on Magnetic Resonance Imaging. Plast Reconstr Surg. 2019;143(2):440–446. PubMed. 対象集団を比較した研究であり、すべての人に同じ変化が生じるという意味ではありません。
[^5]: U.S. Food and Drug Administration. Dermal Fillers (Soft Tissue Fillers). 併せてかなわクリニックの施術案内を参照。
[^6]: かなわクリニック 料金一覧. 2026年9月26日確認。ボラックス・ボリューマ・ボリフト・ボルベラ各1ccの通常料金。
